街中で景色を撮るには35mm、ポートレートを撮るのは50mmが使いやすい、と思っていて
どちらも必要なんだが市場では総じて35mmのほうが高い。ズミクロン35mmなんて20万近くする。リーズナブルな広角がほしいと思ってヘキサー+国産レンズにすると、この記事
「端正ミノルタ G-ROKKOR 28mmf3.5」
に書いたような隘路におちいってしまう。
お手ごろなライツ広角はないかと手に入れたのが、ズマロン35mmf3.5
大戦直後の1946年から56年にかけて製造された前期モデル。Lマウントで、距離はフィート表示だ。お値段はオークションで3万円ほど。
手に取るとずっしり。ピントリングが操作しにくいのが難だけど、薄くてヘキサーによく似合う、これも佇まいのあるレンズだ。
モノクロのほうがシャープな印象で、カラーは淡い味わいだ。