キヤノンが1963年に発売したハーフカメラの意欲作、ダイアル35。
レンズのまわりに受光素子をダイアルみたいにデザインしたから「ダイアル35」。
20代以下にはダイアル?って思うかも。
魅力はアルミの質感とレトロポップなデザイン、だけじゃない。
スプリングモーター(ぜんまい)でフィルムの完全自動巻き上げと巻き戻しができて、シャッター速度優先のAEを搭載した。ピントは目測あわせだけど、ハーフカメラは深度が深いから適当でも大丈夫だ。
後期モデルで「ダイアル35-2」というモデルもあるが、デザイン的にはこの前期モデルの方がすっきりして、より製品コンセプトを表していると思う。
キヤノンダイアル35の使い方:
まず本体横のレバーをさげて、ぱかっとあけて、普通にフィルムを装填。スプールにフィルムの先端をさしこんだらふたを閉じて、巻き上げノブを回します。
ノブを空回りするまで巻き上げます。ちなみに巻きすぎても、逆に巻いても大抵こわれませんがほどほどに。
次に、レンズのまわりのダイヤルを回してASA感度をあわせます。
そのあと、シャッター速度をあわせます。ファインダーをのぞいて、下の針が周囲の明るさに応じて動くことを確認し(動いてなかったら電池不足か故障)針が、2.8?22のあいだにおさまるように、シャッター速度を1/30?1/250の範囲でダイヤルを動かして調整します。
ファインダーの下にあるデザインアクセントな黒いボタンは、マニュアル切り替えのボタンです。これをギュッとひっぱって回すと、絞りをマニュアルで変えることができ、シャッター速度とあわせてマニュアル撮影が可能!なのです。
ピント合わせは目測で。1?3メートルぐらいにあわせとけばたいてい大丈夫です。
すべてのコマを撮り終わったら、この巻き戻しボタンをちょっと右にまわして押し込むと、自動で巻き戻しがはじまります。といってもぜんまいがきれると途中で止まるので、巻き戻しノブを回さなければなりません。すべて巻き戻ったか、フィルムカウンターで確認してから裏ぶた開けるように!
いつもブログを拝見させていただきます。
だちおさんにちょっとお聞きしたいですが・・・
最近RF機を買おうと思って最初に目に入ったのはコニカのHEXARだが、いろいろしらべたら、どうやら焦点がズレが生じるのは普通らしい、後期機は限定なので結構高い。ここで聞きたいですが、焦点がズレが生じる以外、他に何かご不満(故障?)がないでしょうか?
もしどうしてもあちこちしょっちゅう故障するんだったらZEISS IKONにします・・・(ZEISS IKONに対する唯一の不満はAELボタンはど真ん中、もしそうじゃなかったら今頃入手したんでしょうね)
ライカ嫌いで申し訳ない・・・
こんにちは♪
コメントいただきまして、ありがとうございます。
HexarRFの横ズレ、これまで2回、修理に出しましたよ。修理代は初回は1万円ほどで、その後は3か月以内で無償なんですが、やはり機構上弱いようですね。
ズレといっても絞って使えば実用上影響ないレベルと思いますが、気にはなります。
私も、お手ごろなものがあれば後期型に買い換えようと考えているところです。
Hexarでそのほかに不満はというと、今のところありません。こんな高性能なカメラがライカの半値以下なんて!ありがたいですね。
Zeissと比べますと、AELもそうですが、大口径の場合1/4000が重宝します。
こんなところですが、少しでもご参考になりましたら幸いです。
ところで私もライカをこれから使おうとは思いませんが、M9には少し動揺しました。とても買えませんが・・
ご返信ありがとうございます
さいですか・・・やはり後期型の方がいいみたいですね
でもよく考えてみたら、ヘキサーの後期型って特徴がないんで、買うならLIMITEDを買うしかない。
なんでいままで買ってなかったと言ったら・・・
前大阪のある中古屋でボディーだけを売ってるのを発見、値段見たら…12万もあります。
これって、ZEISS IKON買えるやん!ってずっと気になってたんです。個人的にはツァイスファンなので、でもシャッタースピード1/2000とは・・・