これはフレームを切り替えるレバー。
ライカM3以降ではレンズの焦点距離、35ミリとか50ミリとか90ミリの違いにあわせて、3段階にフレームを自動で切り替えることができる。
「ライカ伝説」で必ずあげられるのが「ファインダーの明るさ」だ。ライカM3の場合「ほぼ等倍に見えるファインダーを通し、ブライトフレームで風景を切り取る感覚で撮影できる」という感じで。
この「フレーム」って何か。
28ミリのレンズをつけるとライカのファインダーではこう見える(あくまでイメージで)
それまでのバルナックタイプのライカは節穴からのぞいているみたいな感じだったから、当時はそれは驚愕のファインダーだったと思う。
ファインダーにうつってる枠が実際にフィルムに写る範囲を示す。風景を枠線で切り取ってる感覚、というのが今ひとつ何がいいのか腑に落ちていないんだけど、作品をよりイメージして撮影することができる、ということなんだろうか。
これが標準50ミリのレンズのイメージ。徐々に枠が狭くなるのだ。それだけ?と最初は思った。
これが90ミリの望遠レンズになると、こんな感じになる。
M3より古いキヤノン?sbは、望遠レンズに応じた倍率の像が見えるファインダーを装備していた。
どちらがというよりどっちも今では使い悪い。望遠や接写をするならやはりレンジファインダーじゃなく一眼で。