実は官能的なキヤノンT90

By dachio, 2009年1月10日



1986年発表のキヤノンT90



もともとクネっとした曲線的なカメラはきらいだった。プラスチックボディーも安っぽく感じてた。

カメラは金属で直線フォルムがなければ官能しない、と思っていた。

だから“孤高の名機”とか言われても期待していなかったT90。

でもクネってしてるのに、キャシーンってシャッター音
がいいんだこのカメラ。
[audio:https://dachio.com/archives/V_510038.mp3]

プラスチックボディーだから、シャッター押した後の自動巻き上げの振動が全体に伝わって気持ちいい

絞り優先もシャッター優先もプログラムもマニュアルもあって使いやすいし。

外観は軟弱カメラだけど、このあとのオートフォーカス時代のカメラでは全く失われてしまった「メカ官能さ」をぎりぎり感じさせる、最後のマニュアルカメラといってしまおう。

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