1966年デビューのローライ35。これは後期のシンガポール製。レンズはテッサー。
市場ではドイツ製のほうが人気高いがアジアだろうと関係なく黒がほしかった。ローライ35はやっぱり「黒」なのだ。
おもちゃみたいに小さい黒いボディーの前面にダイヤルがついてて「コクピットフェチ」(じゃないけど)をくすぐる。手に持つと重くてひやり冷たい。金属だ鉄の機械だ。
なにも知らないで触るとフィルムを巻き上げることもできない。なにも知らないからとりあえずレンズを引き出せるかなと思ってひっぱるとぱかっとレンズがのびる。
たぶん回して固定するんだろうと右に回すと、かすかな手応えで固定される
巻きあげようとレバーをさわるけど動かない。しょうがないから上部の二つのボタンを押してみる。手前のボタンがシャッターだった。カシッと硬質な音を立てた。
おあずけを食ってた巻き上げレバーをさわると、動く。ずいいいっと回す。カシッとシャッターを切る。
ローライ35はファインダーでピントあわせができない。ピントはレンズについている距離計でおおよその距離をてきとうにあわせて写す。だから絞った方がいいのかな。
レンズをしまうときは、一度巻き上げる。さきほどの上部の二つのボタンの向こう側のほうを押しながらレンズを回すとガチャッと回って沈んでいく。
なるほどこの機械はこうなんだというのも機械カメラの楽しみなのだなぁと思いながら休日の時間が過ぎていく。
ローライ35の写真は・・
ローライ35で撮った
ふりすびって!
レインの名の下に命ずる!
カメラを両手でにぎってる写真を撮るのって、ひと手間 かかりそう