いまさらだけど一眼レフのメリットは、レンズを透した被写体を確認しながら撮影できること。
でもデジカメではレンズを通した被写体を確認できるってのはあたりまえで、ほとんどの人がディスプレイ見ながら写してる。だけど、中級者やプロ向けのデジカメは相変わらず一眼レフが主流で、ファインダーのぞきながら撮ってる。それはいいんだが、中上級者向けデジカメが一眼レフ(または似たスタイル)ばっかりってのも、メーカーの工夫とチャレンジが足りないと思う。つまりデジカメのデザインとか質感がプロ用機も含めてどれもこれも気に入らんって話なんだが。
一眼レフが主流になるまで日本では、ニコンもキヤノンもライカに追いつき追い越せとレンジファインダーの銘機を世に送り出してきた。(外貨稼いで戦後復興にも貢献した。)キヤノンの?sbはライカ?fを(コピーだけど)ついに追い越したといわれた。ライカ3fのあとに出たM3がすごくて日本の技術者は真っ青になりながらニコンはSPをつくって(値段も高かったけど)対抗した。(ちなみにニコンもキヤノンも性能に大差ないのに中古市場ではニコンの圧勝だ。)
んで結論なんだが、先人の資産と志を継承・活用するために、メーカーは中上級向けにレンズ交換可能なコンパクト(レンジファインダー型の)デジカメをもっと出せと。(エプソンR−D1、いいけど高すぎ。競争相手ないから強気すぎ)L/Mマウント対応で10万程度のコンパクト機を出せと。(ついでに言うとエプソンR−D1,触ったことないからひがみかもしれんがデジタルなのに巻き上げレバーがついてたりするのをこだわりと言う世界に、鼻につくものを感じてしまうのだが)
もっというと50年代?のクラカメをベースにそれをつくってくれ。レンジファインダーならニコンSP,ライツミノルタCL、ローライ35のデジカメ版とか。オリンパスペンのデジカメとかもな。ハーフ版の意味ないけど。
既存のカメラの背蓋にくっつけるデジタルモジュールみたいな形でもいい。一眼ならキヤノンF1,ペンタックスLXのデジタルモジュールで対応するとか。 (ライカが一眼にくっつけるデジタルモジュール出すみたいだけど60万ぐらいだそうだ。でかいし。)いまの団塊世代市場の盛り上がりを見ると結構売れると思うぞ。
まあメカ感、触感が失せた今の(一眼レフも含めて)デジカメを刹那的につくりつづけるメーカーにはあんま期待できないから、独立系技術者の集団に期待したい。
写真は「キヤノン2D」レンズはまだ到着してない。