幻の中国料理人のお店

By dachio, 2003年8月23日


済南賓館。こってり中華料理になじんだ舌には初めていただいたとき、あっさりすぎて物足りないくらい。



こちらの佐藤孟江さんは戦前に中国山東省で生まれ、当時としては珍しく女性料理人を志す。
日本の敗戦で帰国し、苦労をしながら40をすぎて東京で中国料理店を開き、今に至る。

その間、文化大革命で中国の料理文化はいったんリセット。正統な山東料理(北京料理のルーツ)の伝統をうけつぐ数少ない料理人になった佐藤さんに対して、中国政府は「特級厨師」の称号を与えた。

・・・・という企画をつくったのがちょうど去年の今頃でした。きょうもごちそうさまです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です